jSTAT MAP応用編【商圏強度法で商圏分析】

jSTAT MAP応用編【商圏強度法・修正ハフモデルで商圏分析】ポートで商圏分析】

今日は『jSTAT MAP』の応用編ということで、『エクスポート』や『インポート』機能を使って、商圏分析を行う手法を解説します。「自店に来る顧客はどの地域から来ているのか」を視覚化したいと感じることはありませんか?この記事を読むと、任意の小地域に自分が作成したデータを色分けして表示することができるようになります。例えば、自店の『1次~3次商圏』と『商圏外』を視覚化することができたり、応用次第では、修正ハフモデルを用いて算出した『顧客吸引率』を視覚化することができるようになります。応用編をマスターして、より高次の分析ができるようになりましょう。

 

目次

1.『エクスポート』と『インポート』機能をマスターする目的

2.商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

 

気づき村

 

※本記事の説明に用いている画像は、『政府統計の窓口:https://www.e-stat.go.jp/gis』の『地図で見る統計(jSTAT MAP)』の画面の一部を著作権の関係や説明の便宜上、加工して、掲載しております。

 

jSTAT MAP応用編【商圏強度法で商圏分析】

1.『エクスポート』と『インポート』機能をマスターする目的

今までの『jSTAT MAP』の解説では、例えば『人口密度』の視覚化など、既存のデータ(ex.国勢調査)を視覚化することに焦点を当ててきました。

しかし、国勢調査の中の例えば『人口密度』といった要因は、自店にはコントロール不可能なものです。

 

今回は、そこから一歩進みます。

具体的には、既存のデータではなく、自らが計算した数値を地図上の任意の位置に視覚化させます。

つまり「自店の顧客はどの地域からきているのか(=商圏強度)」や「ある地域に出店したらどの程度顧客を吸引できるのか(=顧客吸引率)」を視覚化し、それに対する広告や新規出店等により、自社をいい方向へと変化させることを狙います。

 

2.商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

ここでは、商圏強度法などで求めた1次・2次・3次商圏と商圏外をそれぞれ色分けして表示する方法を例に解説しますが、修正ハフモデルで求めた『顧客吸引率』を表示することにも使えます。

 

本来は事前に商圏強度法で、各地域が1~3次商圏あるいは商圏外のどれにあてはまるのかを計算しておく必要がありますが、今回は説明用ということで、適当に1~3次商圏を割り振ることとします。

 

まず、jSTAT MAPでは、画面に表示されている範囲でしか処理を行わないため、地図上で表示させたい位置に移動します。

移動が終わったら、画像①・②・③のように設定していき、地図上に『人口密度』を表示させます。

画像①

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

画像②

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

画像③

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

 

地図上に『人口密度』の表示ができたら、画像④のように『三』マーク『統計グラフ』を左クリックし、『2015 国勢調査 小地域(町丁・字等別)人口性比 密度』の右端にある『︙』を左クリックします。

表示されるウィンドウで『エクスポート』を左クリックします。

画像④

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

 

画像⑤に遷移するので、『CSVファイル』を左クリックします。

画像⑤

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

 

画像⑥のようにExcelファイルが開きます。

画像⑥では、赤の四角で囲っている部分に『人口密度』の数値が入っていますが、画像⑦のように、1次商圏なら『1』、2次商圏なら『2』、3次商圏なら『3』、商圏外なら『空欄』にデータを書き換えていきます。

今回は冒頭で説明しましたが、適当に1~3の数値を入力するか空欄にしております。

画像⑥では、赤の四角形の部分の1列目(セル:C1)には『人口性比』という単語が入力されていますが、画像⑦のように『商圏』という単語に書き換えておきます。

ここまでできたら、このファイルをパソコンの任意の場所に保存します。

ファイル名は適当で結構です。

画像⑥

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

画像⑦

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

 

再びjSTAT MAPの画面に戻ります。

画像⑧のように『ファイル』『インポート』を左クリックします。

画像⑧

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

 

画像⑨に遷移しますので、『ユーザー統計』を左クリックします。

画像⑨

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

 

画像⑩に遷移します。

『種類』の欄は、画像②で設定した通り選択します。

そして『参照』を左クリックし、先程保存したファイルを選択したら『アップロードする』を左クリックします。

画像⑩

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

 

アップロードが完了したら、まずは地図上で、画像①~③の手順を踏んだ位置へ移動します。

jSTAT MAPでは、画面に表示されている範囲でしか処理を行わないためです(ここから説明する手順を、関係のない位置で実行してもエラーになります)。

移動が終わったら、画像⑪のように『統計地図作成』『統計グラフ作成』を左クリックします。

画像⑪

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

 

画像⑫に遷移します。

『ユーザーデータ』のページで、種類も『ユーザーデータ』を選択します。

グループの項目には、先程アップロードしたものがあるため、左クリックします。

属性項目にはExcelで『人口性比』という単語から『商圏』へと書き換えたため『商圏』が入っています。

そのため、『商圏』を左クリックし、『指標選択』『次へ』を左クリックします。

画像⑫

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

 

画像⑬へ遷移するので『集計開始』を左クリックします。

画像⑬

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

 

すると1~3次商圏が色分けされて地図上に表示されるはずです。

尚、Excelで『人口性比』から『商圏』へと書き換えましたが、それは画像⑭の左下の赤の四角形の部分に反映されています。

画像⑭

商圏強度法で求めた1~3次商圏を視覚化する手順

 

さて、あとは細かな体裁を整えていきましょう。

※体裁の整え方は、以下の記事でご紹介しておりますので、わからない方はご確認下さい。

『jSTAT MAPの機能解説【表示間隔・透過率・色変更】:https://kidukimura.com/jstat-map-display-interval-transmittance-color/

 

いかがでしたでしょうか。

説明の中では1次商圏・2次商圏・3次商圏・商圏外に対応して『1~3』あるいは『空欄』を入力しましたが、『商圏強度』そのものの数値を入力してもいいと思います。

 

今回ご説明した方法を応用すれば、修正ハフモデルで計算した吸引率を地図上に表示させることも可能です(かなり手間がかかりますが…)。

いいかえれば、『小地域』データではなく『メッシュ』データでも同じことが可能であるということです。

詳しい解説は以下の記事で行っておりますので、是非ご確認下さい。

jSTAT MAP応用編【修正ハフモデルで商圏分析】

 

この記事で紹介した使い方以外にも、色んな使い道があるかと思いますので、是非チャレンジして見て下さい。

本ブログでは、『jSTAT MAP』について他にも沢山解説をしています。

気になる方は以下のリンクからご確認下さい。

jSTAT MAPの完全マニュアル【基礎から応用まで】

 

商圏強度法については以下の記事で解説しています。

商圏強度法の式・データ収集や利点・欠点【商圏モデル解説】

 

『本日の気づき』

・jSTAT MAPのエクスポートとインポート機能を使えば、『商圏強度』を視覚化することができる

 

気づき村


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