金融マンが金利スワップをわかりやすく解説【使い方編】

金融マンが金利スワップをわかりやすく解説【使い方編】

こんばんは。今日からは、2回に分けて、デリバティブの一種である金利スワップについてお話しします。デリバティブと聞くと、ややこしそうというイメージを持つのではないでしょうか。今日は、その中で、金利スワップについて、銀行勤務経験を活かして分かりやすく説明していきます。

 

目次

1.金利スワップとは

2.金利スワップの具体的な使い方

 

金融マンが金利スワップをわかりやすく解説【使い方編】

1.金利スワップとは

金利スワップとは、一般的に銀行から変動金利をもらい、反対に銀行へ固定金利を支払う契約を行います。

ちなみに、逆の取引で、銀行から固定金利をもらい、銀行へ変動金利を支払う契約は実務では聞いたことがありません。

金利はパーセントで表示されますが、パーセントを交換しても何の意味もないため、想定元本という金額も契約書に明記します。

そして、想定元本にそれぞれの金利をかけ、算出された金額を交換するわけです。

 

2.金利スワップの具体的な使い方

ここからは、金利スワップの使用例を説明します。

現在、変動金利の借入をしているとします。

当然変動金利を銀行に支払っている状態です。

この借入と同じ想定元本と変動金利で金利スワップを噛ませると、先ほど説明した通りに、銀行からもらった変動金利をそのまま借入の変動金利の支払いに充てることができます。

そして、金利スワップ契約に決められた固定金利を支払う義務のみが残ります。

このようにして、今ある変動金利の債務を固定金利に変換することができる商品が金利スワップです。

銀行員とコンサルタントの違い【銀行員編】

 

例えば、当初は変動金利で借りていたけれど、これからは金利が上がりそうだから固定金利にかえたいと思った時に使える商品というわけです。

又、新たな借り入れをする際に、例えば10年間の変動金利の借入であれば、最後の5年だけに金利スワップを噛ませて、最初の5年を変動金利に、残りの5年を固定金利にするといった使い方もできます。

この場合、足元5年ですぐに金利があがることはないだろうから、安い変動金利で借りておき、6年目から固定金利にしようと考える人が用います。

勿論その反対で、最初の5年に金利スワップを噛ませれば、最初の5年を固定金利に、残りの5年を変動金利にすることもできます。

この場合、残りの5年間は約定返済が進んでいるため、万が一変動金利が上昇してしまっていても、支払う金利の増加額は大したことのない金額になります。

自分が考える金利の見通しに沿って、必要であれば用いるのが金利スワップということです。

 

さて、次回は、この金利スワップを銀行がセールスする理由についてご説明します。

銀行が金利スワップを提案する背景について

 

『本日の気づき』

・金利スワップとは、銀行から変動金利をもらい、反対に銀行へ固定金利を支払う契約のこと

・金利スワップを使うことで、今ある変動金利の債務を固定金利に変換することができる

・金利スワップは、自分が考える金利の見通しに沿って、上手くに使うこと

本日の気づき


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